仮想環境の構築 その2

Vagrant環境にSSHで入る


それでは自分のパソコンにつくったVagrant領域に入ってみましょう。

# vagrant upしている状態で。
$ vagrant ssh

このコマンドをうつと、SSH接続で入ります。
下記のように変わると思います。

これで、今擬似的に自分がつくったサーバーに入ったことになります。
しかし、現段階でサーバーは真っ白な状態なので、いろいろなことを覚えさせなければなりません。

OSのアップデート


まずはOSをアップデートします。
現在はvagrantユーザーとしてログインしているのですが、
vagrantだと問題がある場合があるので、さらに実行権限が高いrootユーザーなります。
rootユーザーはデフォルトで用意されている スーパーユーザー です。

$ sudo -s

これで下記のように変化すると思います。

@より前がユーザー名、後ろがホスト名です。
このスーパーユーザーの状態で、下記コマンドを打ちます。
途中で、「 これでいいですか? [y/N] 」と聞かれるので、キーボードのyを押してください。
これは少し時間がかかります。

$ yum update

CentOSの日本語化


viコマンドを使用して、設定ファイルを書き換えます。
この機会に基本的な操作を覚えてしまいましょう。
viコマンドはGit bash、もしくはターミナル上でファイルを編集するコマンドです。
普段はテキストエディターでやっていることをこの画面上でやります。

vi /etc/sysconfig/i18n

このコマンドをうつと、下記のような画面になります。(画像はわざと画面を小さくしています。)

さて、このままでは上下移動はできても、編集することはできません。
そこで、キーボードのiを押してください。
左下がINSERTに変わると思います。
iを押すことで、モードを変えることができます。
INSERTは編集状可能な状態です。

この状態であれば、入力、削除が可能ですので、最上段のLANG="en_US.UTF-8"LANG="ja_JP.UTF-8"に変更します。
(実際はen_USja_JPに変えるだけです。)

さて、viを終わるときにも手順があります。

  • esc(エスケープキー)を押す。(INSERTモードが解除されます。)
  • :(セミコロン)を押した後、wqと順番に押す。

これで、もとの画面に戻ったと思います。
ちなみにwは書き込み(write)、qは終了(quit)の意味です。
2つ組み合わせることで「 上書きして終了 」という意味になります。
なお、:q!で変更を保存せずに終了です。

ファイヤーウォールを切っておく


自分のパソコン(ローカル環境)なので、不要なものは切っておきましょう。

# ファイヤーウォールを停止
$ service iptables stop
# ファイアウォールの自動起動を停止
$ chkconfig iptables off

Vagrantを再起動


ここで、Vagrant環境を抜け、再起動しましょう。
exitと入力することで、現在のrootユーザーからvagrantユーザーに戻ります。
さらにもう1度exitと入力すると、Vagrant環境からログアウトします。

ログアウトしたら、下記のコマンドで再起動します。

$ vagrant reload

再起動が完了したら、もう1度ログインして、スーパーユーザーになっておきましょう。

$ vagrant ssh
$ sudo -s

Webサーバーのインストール


Webサーバーには様々な種類がありますが、一般的にLAMP環境というと、Apacheを使用します。
今後、「 これでいいですか? [y/N] 」と聞かれたら、キーボードのyを押してください。

# Apacheのインストール
$ yum -y install httpd

# Webサーバーの起動
$ service httpd start

# サーバーが常に自動起動になるように設定
$ chkconfig httpd on

ここまで完了したら、以下のアドレスにアクセスしてみてください。
http://192.168.33.10/
下図のように表示されればOKです。

※Windows10の方へ

インターネットブラウザに「Microsoft Edge」(eマークのやつです)を使っている方は、上記アドレスへのアクセスが出来ません。
原因及び理由は不明なのですが、ネット上でも問題となっています。
代わりに「Google Chrome」を使用してください。
https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/

なお、Web開発においては検証ブラウザに「Google Chrome」を使用することが多いです。
(デベロッパーツールなど、Web開発に便利なツールを実装しているため)

また、GoogleのWebメールであるところの「GMail」を始めとして、各種Googleのサービスとの連携がとても楽なので、
この際ですからメインのブラウザを「Google Chrome」に統一しちゃいましょう。
(宗教上の理由でChromeがNGな方でも、開発の時だけはChromeを使う方が何かと幸せになれます。
それでもEdgeを使いたい、という方は自己責任で。)

PHPのインストール


それではPHPをインストールしていきます。
今回は、PHP 5.6です。

# まずは準備
$ rpm -Uvh https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-6.noarch.rpm

# 準備その2
$ rpm -Uvh https://mirror.webtatic.com/yum/el6/latest.rpm

# PHPのインストール
$ yum -y install php56w php56w-cli php56w-common php56w-devel php56w-mbstring php56w-mcrypt php56w-mysql php56w-pdo php56w-pear php56w-pecl-xdebug php56w-xml

ここまで完了したら、php -vと打ってみましょう。
PHPのバージョンが確認できます。

php.iniの編集


php.iniというPHPの設定を記述したファイルを編集します。
まずはcpコマンドでバックアップをとります。
cpはコピーの略で、前半がコピー元、後半がコピー後です。

$ cp /etc/php.ini /etc/php.ini.org

それでは、php.iniviコマンドで書き換えていきましょう。
とはいえ、php.iniは行数が多いので、変更場所を自分で探すのは一苦労です。
そのため、viコマンドの機能である検索機能、/(スラッシュ)を使用しましょう。

$ vi /etc/php.ini
  • /error_log =と入力(=の前には半角スペースを入れる!)
  • Enterを押す
  • そうすると、下記の部分にとぶと思います。
    ;error_log = php_errors.log
  • esc(エスケープ)を押し、iINSERTモードに変えます。
  • そして、下記のように変更してください。
error_log = /var/log/php_errors.log

上記と同様に、下記の部分を検索して変更しましょう。
なお、最悪自力で見つけても大丈夫です。
検索の詳しい方法は下記のリファレンスを参照してください。
viコマンド一覧(検索・置換)

;mbstring.language = Japanese
  ↓
mbstring.language = Japanese
;mbstring.internal_encoding =
  ↓
mbstring.internal_encoding = UTF-8
;mbstring.http_input =
 ↓
mbstring.http_input = auto
;mbstring.detect_order = auto
 ↓
mbstring.detect_order = auto
expose_php = on
↓
expose_php = off
;date.timezone = 
 ↓
date.timezone = Asia/Tokyo

編集終了後は必ず:wqで保存して終了しましょう。
ここまで編集が完了したら、一旦Webサーバーを再起動します。

$ service httpd restart

ここで、PHPのチェックのため、viコマンドで直接PHPファイルを作成してみます。

vi /var/www/html/info.php

このファイルにて、下記のコードを記述してください。
INSERTモードで。)

<?php
phpinfo();

再三になりますが、:wqで保存して終了です。
最後に下記にアクセスして確認します。
[http://192.168.33.10/info.php]

MySQLのインストール


それではMySQLをインストールします。

$ yum install mysql-server

完了したら、MySQLに関しても設定ファイルを編集します。

# まずはcpコマンドでバックアップのためコピー
$ cp /etc/my.cnf /etc/my.cnf.org
# my.cnfを編集します
$ vi /etc/my.cnf

さて、下記のように設定ファイルを丸々書き換えていただきたいです。
INSERTモードであれば、実はコピーしたテキストファイルを貼り付けることが可能です。
(Macの人はCtrl + V、Windowsの人は右クリックのPaste
内勤担当者へ MySQLのクエリログについては要確認です!

[mysqld]
datadir=/var/lib/mysql
socket=/var/lib/mysql/mysql.sock
user=mysql
# Disabling symbolic-links is recommended to prevent assorted security risks
symbolic-links=0

character_set_server=utf8
default-storage-engine=InnoDB
innodb_file_per_table
log-error=/var/log/mysqld.log
[mysql]
default-character-set=utf8
[mysqldump]
default-character-set=utf8

[mysqld_safe]
log-error=/var/log/mysqld.log
pid-file=/var/run/mysqld/mysqld.pid

 

書き換えが完了したら、MySQLを起動します。

$ service mysqld start

ここで、下記コマンドによって、MySQLの初期化メソッドを呼びます。

$ mysql_secure_installation

このコマンドを実行すると、いくつか質問されます。

# 現在のパスワードを聞かれます。まだ何も設定していないので、Enterをおしてください。
Enter current password for root (enter for none):
# 新しくMySQLのrootユーザーに対してパスワードを設定するか聞かれています。
# Yと入力しましょう
Set root password? [Y/n]
# 新しいパスワードを設定します。
# rootと入力してEnterを押してください
New password: 
# 再度パスワードを聞かれます。
# 先ほど設定したrootを入力してください
Re-enter new password:

ここから下は任意の設定になるため、基本はEnterでスキップして大丈夫です。

# Enterを押す
Remove anonymous users? [Y/n]
# Enterを押す
Disallow root login remotely? [Y/n]
# Enterを押す
Remove test database and access to it? [Y/n]
# Enterを押す
Reload privilege tables now? [Y/n]

最終的に下記の表示になるはずです。

次にMySQLの自動起動設定をします。

$ chkconfig mysqld on

それでは最後にMySQLにログインしましょう。

$ mysql -u root -p
# パスワードを聞かれるので、先ほど設定した「root」を入力

パーミッションの変更


後々必要になるパーミッションの設定をここでやっておきます。
これについては詳しい説明を割愛しますので、下記のコマンドを打ってください。

# /var/www/html に書き込みを許可する
$ chmod -R 777 /var/www/html
# /var/lib/mysql に書き込みを許可する
$ chmod -R 777 /var/lib/mysql

以上で、仮想環境の設定は終了です。
お疲れ様でした!


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