要員数の計算(総工数)

この研修では、PMカリキュラム課題提出用のスプレッドシートに1-1というシートを追加してその中に課題を作成してください。

はじめに


皆さんは大きなステーキを食べる時にどのように食べますか?
多くの人はナイフとフォークで細かく切ってひとつひとつ食べると思います。
なぜなら大きなステーキは一度で食べることはできないからです。

いきなり何の話?と思った方もいると思いますが、実はプロジェクトも一緒です。
プロジェクトに対して設定した目標や、プロジェクトの対象となる範囲を「要素」に細分化し
ひとつひとつ達成することで、大きな目標を達成していきます。

この章ではどのようにプロジェクトの目標設定や細分化するのかを解説していきます。

目標設定をしよう


プロジェクトを進めていくうえで1番大事なことは、「明確な目標設定をすること」です。
明確な目標設定には明確な頭の中のイメージが重要です。このイメージが明確でなければ、
あらゆる目標設定のツールに具体的な目標を記載することができません。

さらにはプロジェクトが開始後にプロジェクトチームのメンバーやあらゆるステークホルダーと
具体的なコミュニケーションや指示が出来なくなってしまいます。

例えば、「アイスクリームの新製品を開発する」だけが目標として
設定されていたらどうでしょう?そのアイスクリームの味は?原価は?原材料は?作る機会は?…
等々、あらゆる疑問がポンポン出てきます。

このままプロジェクトを進めるとプロジェクト計画時や実行時に、多くの
コミュニケーションエラーや、トラブルが発生する可能性が高くなるのは目に見えています。

プロジェクト憲章


前述した目標設定で最低限する事のひとつに「プロジェクト憲章」の作成が必須となってきます。

プロジェクト憲章とは何かというと、企業や組織内でプロジェクトを公式・正式に承認すること、
PMを特定しその権限や責任を明確にすること、ビジネスニーズ、目標、プロジェクトによる期待される結果、
プロジェクトの経済面を明確にすることを目的とした重要な文書のことです。

このプロジェクト憲章が承認されるとプロジェクトは正式になり、プロジェクトがスタートしていきます。

ステークホルダー


目標設定で最低限やるべきことは、プロジェクト憲章に加えてもう一つあります。
それが「ステークホルダーの特定、ステークホルダー登録簿の作成」です。

ステークホルダーの特定、ステークホルダー登録簿とは何かというとプロジェクトに関係する
ステークホルダーを洗い出し、各ステークホルダーのプロジェクトへの権限、影響度、
関心に関する分析や要求事項を文書化することです。

プロジェクトの目標、成果物には各ステークホルダーの要求事項や、利害関係が絡みます。
そのため、それらを可能な限り明らかにし、目標設定をしていくことが求められます。

WBS


この章の最初でご説明したように、目標設定後にその目標を要素に細分化し「何をすべきか」を導く技術を
WBS(Work Breakdown Structure:作業分解化)といいます。

下の図は単純化したWBSの画像です。
※「車」を作るプロジェクトがあったと仮定しています。

「車」という最終目標に対して、その最終目標を構成している要素に分解しています。
最終目標を細分化したものを「成果物」、それをWBSではさらに成果物を構成している
要素に分解していくのですがそれを一般的に「要素成果物」といいます。
最後に要素成果物をどう作り出すかを明らかにする「活動」を記載しています。

上記のように要素を分解していくことを一般的に「要素分解」といいます。

WBSでは最終目標をレベル1、成果物をレベル2、要素成果物をレベル3、活動をレベル4
などと表現することもあるので覚えておくと良いでしょう。

要素分解のコツ


先ほど説明した通り最終目標を細分化していく流れを要素分解と言いますが
どのくらいのサイズに要素分解をすればよいのかわからないという方がいらっしゃいます。

冒頭と同じようにステーキを例えると、細かく切って少しずつ食べたいという人もいれば
大きく切ってガツガツ食べたいという人もいるかもしれません。

あまりにも細分化が細かすぎるとこの後の進捗管理に工数がかかりますし、細分化が大雑把すぎると
進捗状況が見えにくくなります。
様々なプロジェクトに関わっていくうちにどのくらい細分化すれば良いかは
分かってくるものですので、現段階では何となくWBSというものでプロジェクトを
各工程ごとに分けているんだなー、ぐらいの理解で問題ございません。

課題


今回の課題では、実際にWBSを作成してみましょう!

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