ループ文
ループ文はPHPに限らずいろんな言語で必要になるで、マスターしておきましょう。
ここでは3種類のループ文を学んでいきます。それぞれの使い分けを学んでいきましょう。
While | 繰り返す回数が決まっていない時 |
Do…while | 最低1回は繰り返したい時 |
For | 繰り返す回数が決まっている時 |
While
whileを使って0~9まで数えるループ文を作ってみます。
while文の文法は
while(条件式) {
実行する処理
}
です。条件式が真である限り、処理を繰り返すという意味です。
$num = 0; while($num < 10) { echo $num; $num++; }
上のコードを見てみましょう。
$numは最初は0です。
$num < 10 が成り立つため、処理が実行され「0」と表示され、$num++;まで実行されます。
その後再度 $num < 10 が評価され、現在$num = 1 なので先ほどと同様にwhileの中の処理を実行します。
$num < 10 がfalse になるまで処理を繰り返します。
$num = 10となった時、while文は終了するので、9まで出力されることになります。
無限ループ
$num = 0; while($num < 10) { echo $num; // $num++; }
上のコードをコードを実行するとどうなると思いますか?まずは自分で考えてみましょう。
正解は、0を無限に表示し続けます。
$num < 10 が常に成り立つからです。
もし実行してしまった方は、×で閉じましょう。
Do…while
do…whileを使用して、0~9まで数えるループ文を作ってみます。
do {
実行する処理
}while(条件式)
$num = 0; do { echo $num; $num++; } while($num < 10);
考え方は先ほどのwhile文と同様、条件式がfalseになるまで処理を繰り返します。
条件式を最後に評価するので、最低1回は処理が実行されるのがwhile文と異なる点です。
For
for文は決まった回数処理を繰り返します。文法は以下です。
for(初期化式;条件式;変化式) {
実行する処理
}
初期化式 | 初期化式はfor文の処理が開始される時、最初に1回だけ実行され、条件式の中で使用する変数の初期化を行います。 |
条件式 | 条件式はwhile文と同様繰り返し処理を実行するかの判定に使用します。条件式がTRUEならブロック内の処理を実行し、FALSEならfor文を終了します。 |
変化式 | 変化式は条件式の中で使用される変数などを繰り返しが、1回行われる毎に変化させるための式を記述します。 |
$num = 0; //初期化式 ($num < 10) //条件式→falseなら終了 //実行する処理 $num++; //変化式 $num = 1 ($num < 10) //条件式→falseなら終了 //実行する処理 $num++; //変化式 $num = 2 ($num < 10) //falseになるまで繰り返します
while文と同様に0~9までを数えるコード見てみましょう。
for($i=0;$i<10;$i++) { echo $num; }
for文は決まった形で利用されることがほとんどです。$i<10の部分の数値を変更することで繰り返し回数を変更できます。
初期化式、条件式などの名前を覚える必要はないので繰り返しコードを書いてパターンを覚えましょう。
break
breakは繰り返しを途中で終了させることができます。
$num = 0 while($num < 10) { echo $num; $num++; if($num == 5) { break; } }
while文の0~9を数えるループ文に追記をしました 。
$num = 5だったらbreakを実行します。
breakはループを終了するのでこのように表示されます。
チャレンジ
- 以下のループ文を作成してみましょう。課題提出は不要です。
- 1から100まで表示するループ文
- while、forはどちらを使用していただいたもかまいません。
- 改行を入れておくと見やすくなります(これは任意です)。
IT用語 SESに向けて準備しよう
3章では一つ一つの項目で数個のIT用語について調べていただきます。
どの用語もSESでよく耳にする言葉なのできちんと調べていきましょう!
下記の用語について、調べてみましょう。
※IT用語についてはチェックテストの範囲外です。
1. サブクエリ
2. Bootstrap
3. ライブラリ・フレームワーク