※すでにFile Zillaソフトがインストールされている方はFTPのインストールの項目は読み飛ばしてください!!
FTPとは?
File Transfer Protocol
(ファイル・トランスファー・プロトコル)の略で、日本語に訳すと「ファイル転送プロトコル」となります。
わかりやすく言うと、自分の目の前にあるマシンから遠く離れた場所にあるマシンにファイルを送り込んだり、その逆に遠く離れた場所にあるマシンからファイルをコピーするための仕組みです。
よく、TwitterやFacebookなどで画像をアップしているかと思いますが、これは自分の端末の画像を離れたTwitterやFacebookのサーバーに置きにいっています。
このことは画像に限らず、ソースコードなどもサーバーに置くために使用します。
なんで今FTPの話?
以降の研修では、仮想環境を使用すると伝えました。
この仮想環境は前項で説明したように、自分のPC内に別のOSの領域を作成し、それをサーバーと見立てています。
領域が異なるので、ただファイルを設置すれば良いというわけではありません。
しかるべき手段(プロトコル)で通信する必要があります 。
FTPのインストール
FTPソフトとして、 FileZilla を使用します。
他にも WinSCP 、 CyberDuck など有名なソフトがあります。
下記のリンクからダウンロード、インストールします。
[https://ja.osdn.net/projects/filezilla/releases/66829]
- Macの方… FileZilla_3.23.0.2_macosx-x86.app.tar.bz2
- Windows(64 bit)の方… FileZilla_3.23.0.2_win64-setup.exe
- Windows(32 bit)の方… FileZilla_3.23.0.2_win32-setup.exe
インストールが完了したら、下図のような画面になると思います。
なお、日本語になっていない方は、設定から変更できますので、下記を参考にしてください。
(別に英語でも機能としては変わりありません。)
FileZillaの言語設定を日本語にする方法
FileZillaの設定
さて、それでは先ほどつくったVagrant環境に接続する設定をしましょう。
画面左上のアイコンをクリックしてください。
そうすると、下図になるので、「新しく〜」のボタンをクリックし、新しい設定を定義します。
まずは「詳細」タブの設定です。
その前に接続設定に対し、分かりやすい名前をつけておきましょう。
次に「一般」タブです。
図の通りに設定値を入力してください。
最後に接続してみます。
左側が自分のPC(Windows、Mac)で、右側が接続先であるVagrant環境です。
これらをそれぞれホストOS、ゲストOSと呼びます。
実際にファイルを操作してみる
実は右側にinfo.php
があります。
これは先ほどの仮想環境の構築 その2で作成したPHPのバージョンを確認するファイルです。
現在は[http://192.168.33.10/info.php]
にアクセスすると、PHPのバージョンが表示されます。
ここで、このファイルを削除してみましょう。
info.php
の上で右クリックを押し、「削除」してみます。
その後、再度[http://192.168.33.10/info.php]
にアクセスすると、Not Foundとエラーが表示されるかと思います。
つまり、Vagrant環境上に該当のページがなくなりました。
それでは今度はファイルをアップしてみましょう。
「こんにちは」と出力するPHPファイルをつくってアップしましょう。
このファイルはもう作れますよね?
本当はFileZilla上でもアップロードできますが、せっかくなのでドラッグアンドドロップでやってみます。
それではページにアクセスしてみましょう。
アップしたファイル名はhello.php
なので、末尾はhello.php
になります。
(ここは各自のアップしたファイル名によります。)
[http://192.168.33.10/hello.php]
できましたか?
これが基本的な作業になります。
FileZillaの終了と再起動
終了する場合は、ふつうに×ボタンを押します。
再度FileZillaを立ち上げたら、再度サイトマネージャーを開きます。
(新しいバージョンをインストールするか?という質問は「閉じる」を押して終了してください。)
先ほど作成したVagrant環境に対する接続を選択すれば、再度接続してくれます。
以上で、FileZillaの説明は終了です。